二匹の金魚も象の鼻も、お母さんとわたしも、「くっついた」の言葉でくっついてしまう。
この本が好きな孫に「くっついた」と声かけると、額をこちらの顔にぴたんと寄せてくる。はにかんだような笑顔で。
小さな色玉が「ころ ころ ころ」と、ひたすら転がっていく絵本。
本をもってきて「こう(=ころ)」という。「読んで」って。
ぺージを広げて、つんつんつつきながら、「こう こう こう」と言う。
体を縮めた蛙は、次のページで思う存分、体を伸ばしてぴょーんとジャンプ。バッタもこねこも…。
縦長のページのインパクトったら。
ぴょーんのたびに、両手を頭の上にあげてひょっと立ち上がる一歳児。
よくこんな表情とらえたなあ、と笑ってしまう。とびきりの表情の動物たち。
「わんわん」(動物は全部わんわん)が大好きな孫のお気に入り。
最後のぺージの母犬のおっぱいを呑む子犬たちをじっと見いる。