絵本「エミリー」(マイケル・ビダード文バーバラクーニー絵)が好きです。詩人エミリー・ディケンソンとひとりの少女の短くて、でもとても深い交流を描いた本です。
自分の家から一歩も出ようとしなかった詩人エミリー・ディケンソン。その作品の多くは彼女の死後に発見されたものだったという。
エミリー・ディケンソンの詩を読んでみたいと思っていました。
この本は、右のページに原文を、左のページに日本語訳を載せてあります。
原文に照らし合わせることができるのは(ほんとうは読めなくても)うれしいです。
教会へ通って安息日を守る人がいます――
教会へ通って安息日を守る人がいます――
わたくしは守ります、家にいて――
ボボリンクが聖歌隊員――
果樹園が、ドームです――
良い法衣を着て安息日を守る人がいます――
わたくしは翼をつけるだけ――
礼拝式のため、鐘を鳴らす代わりに、
わが愛らしい堂守は――囀ります。
神さまが説教します、有名な牧師さまです――
ご法話は決して長くありません、
だからやっとのことで天国へ、行き着く代わりに――
わたくしははじめから、通い続けているのです。