Ever Wonder Why?

Ever Wonder Why?  / Douglas B Smith / Ballantine Books


"Ever wonder why 〜?" で、始まる疑問。それは、日常の物事や習慣についての意味や起源などについての素朴な疑問。日ごろ何気なく見聞きしているあんなこと、こんなことについて、「そういえば、なんでだろう」と思うことがありませんか。
作者はそれについて俗説通説おりまぜて、解説してくれます。
たとえばテニスのスコアで0点をなぜラブと呼ぶのかとか、祭日をなぜ赤い文字で書くのか、など。

おもしろいのは、葬儀のときに黒を使うのはなぜか、という問いの答え。
なんとなんと、体をのっとろうとする幽霊に見つからないようにするためなんだそうです。そのために白いからだを黒く塗って幽霊の目から隠していた故事のなごりだそうです。ほんとかしら・・・

また、英語の慣用句(?)には、色にまつわるものがなんと多いこと。特に青を使った言い回しが多かったかな、この本の中では。
たとえばblue moon、blue laws、blue bloods、blue movies・・・・などなど。

だけど、一番印象に残っているのは、「そんな習慣があったこともしらないよ」って事柄がた〜くさんあったことでした。(パン屋の一ダース、とか^^)
答えよりも質問を読んだだけで「へえ〜、そうなんだ」とびっくりでした。
  Ever wonder why corned beef is called corned beef when it contains no corn?
  Ever wonder why Dalmatians are the traditional mascots of firehouses?
  Ever wonder why the parson sitting next to the driver in a car is said to be "riding shotgun"?
  Ever wonder why thirteen is called a baker's dozen?