今月の読書(2025年)
12月の読書メーター読んだ本の数:16読んだページ数:3818星の林に月の船 声で楽しむ和歌・俳句の感想タイトルの「星の林に月の船」になった、柿本人麻呂の歌「天(あめ)の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ」幻想的なおとぎ話の一場面のよう、…
11月の読書メーター読んだ本の数:16読んだページ数:4015モンテ・クリスト伯 下 (岩波少年文庫 505)の感想復讐の物語に、気持ちのよい結末が待っているはずはない、と思うのだけれど、この物語はあと味がよい。受けた苦痛を決して忘れない主人公は、受けた…
10月の読書メーター読んだ本の数:9読んだページ数:1895ぼくと〈ジョージ〉 (岩波少年文庫 149)の感想親友がこんなに近いところにいるというのに、読みながら感じるのは孤独、孤立。物語は、読み手の想像の斜め上を行くような感じ。こちらがこういうゴール…
9月の読書メーター読んだ本の数:12読んだページ数:3518僕には鳥の言葉がわかるの感想シジュウカラ語を研究する著者は、人間とシジュウカラの言語能力のちがいから、人間にできてシジュウカラにできないことがある、という。また、シジュウカラにできて人間…
8月の読書メーター読んだ本の数:8読んだページ数:1578走れ、走って逃げろ (岩波少年文庫)の感想ナチスの時代をユダヤ人少年が逃げていく。生きのびること、それがすべて。ユレクが出会う人たちは本当にさまざま。不安で苦しい戦争の時代に、素性もわからな…
7月の読書メーター読んだ本の数:13読んだページ数:3668たまたまザイール、またコンゴの感想コンゴ紛争を挟んでの二度のコンゴ川下りは、死ぬほどの困難な旅が笑い話のように語られる。この地に住む人々の失ったものと、先進国が負う責任と。それでも、生き…
6月の読書メーター読んだ本の数:14読んだページ数:3533ブラック・コーヒー (小説版) (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想ポアロ最後の事件『カーテン』の後に読むこの本は、若き日のポアロ(といってもやっぱりおじいちゃん。初登場のときからおじいち…
5月の読書メーター読んだ本の数:18読んだページ数:5094名犬ラッド 改版 (岩波少年文庫 3004)の感想「だれでも犬のもち主にはなることができる」が、「犬の同意がなければ、犬の主人にはなれない」とは、なんて誇らしげな言葉。北部ニュージャージーに位置…
4月の読書メーター読んだ本の数:16読んだページ数:4131マッカラーズ短篇集 (ちくま文庫 ま-55-1)の感想ほとんどの作品の主人公たちはとんでもなく切羽詰った状態に陥る。このあとどうなるのだろうと思いながら読んでいる読者は、あっさりと放り出されてし…
3月の読書メーター読んだ本の数:16読んだページ数:4193邂逅の森 (文春文庫 く 29-1)の感想山の神はどこにいるのか、何をみているのか。「生きねば」その気持ちのなかにきっと神の座所があるように思えてくる。人であっても獣であっても。山に住むものたち…
2月の読書メーター読んだ本の数:14読んだページ数:4540心は孤独な狩人 (新潮文庫 マ 31-1)の感想ストーリーらしいストーリーがあるわけではない。それぞれの生活の山や谷は続いていく。その先にあるのは、決して彼らが思い描くような未来ではないだろう。…
1月の読書メーター読んだ本の数:10読んだページ数:2217いつかたこぶねになる日 (新潮文庫 お 115-1)の感想31編のエッセイ、各編には少なくても一編の漢詩が著者の翻訳詩とともに掲載されている。エッセイは詩の解釈というわけではない。著者は「詩はタコと…