『ぼくは、図書館がすき』 漆原宏写真集

ぼくは、図書館がすき―漆原宏写真集

ぼくは、図書館がすき―漆原宏写真集


大きい図書館、小さい図書館、特定の分野の資料を揃えた特別の図書館も。
日本全国のいろいろな図書館。わたしの住む県の図書館も出ていたよ。
利用する人の顔ぶれが地域を語ることもある。たとえば浴衣姿の湯治客がゆったりと新聞を読む温泉で有名な町の図書館。
長靴の子が雨の止むのを待っている。雨宿りなら図書館が素敵だ。
春夏秋冬、雨の日晴れの日。本を読んだり、お話を聞いたり、調べごとや講演会も・・・
様々な事情を抱えた人が、等しく本と向かい合える、場所・・・


わたしの、図書館とのお付き合いも長くなった。
いつもいつも利用者として、快適に図書館を利用させてもらった。
わが子は、図書館のこども室の床をはいはいし、テーブルにつかまり立ちしながら大きくなった。
自転車のかごには絵本でいっぱいにふくらんだズタ袋を、胸には読みたい気持ちで膨らんだ心をのせて、よく通った。
貸出カウンターに並んで待ちながら、前の人の本が気になる。自分の好きな本だったりすると、どんな人なんだろうとドキドキしたり。


支えてくれたのは、いつも親切な司書さんたち。いつもいつもありがとうございます。
忘れられない司書さんたちの顔もあります。幾つも・・・・
わたしも図書館がすきです。