かえるごようじん

かえるごようじんかえるごようじん
ウィリアム・ビー
たなか なおと やく
セーラー出版
★★★


予想外の衝撃的なラスト、という話を聞くに付け読むに付け・・・何がどうなっているのか知りたくて知りたくて。
そ・し・て。
・・・ほんと。噂にたがわず、でした。なんなんだ、この展開は。
いえ、もうはじめっからすでにドキモ抜かれてます。
なんでこのちいさなかえるにごようじんしなければならないの?ってところから。
・・・ひえっ。
でもラストでまさかまさかこうくるとは。
思いませんでした。
何か突拍子もないことが起こるはず、と予想していたのに、やっぱり驚きでした。
・・・すごいです。
しかもあの裏表紙。げっ、趣味悪い、と思った本読み前。
それが読み終えたあと見れば、・・・・・・


だけど、ここで、よけいなこと考えないほうがいいんだよね?
これ、好きかどうかって聞かれたら・・・
こういうとき、わたしは「はだかの王様」の群集になっている自分を発見。
みんなおもしろがっているのに、これに心から笑えないってことは、置いていかれたような気がして寂しいのよ。
(ああっ、くそまじめのイシアタマ。むしろ途中の「だむでだん。でむでだん。」とかが好き。)


でも、子ども喜ぶでしょうね。これ。
この絵本を読んでもらう子どもたちの歓声が聞こえるような気がします。
子どもといっしょに読みながら、子どもの表情からおもしろさを教えてもらった絵本も数知れず・・・です。
だれかに読んであげたいな〜。読んでもらってあげようという奇特なぼっちゃんじょうちゃん、いないかしら。
かえるのようにじーっと玄関先におすわりして待ってようかな。
そして、そして・・・