心にトゲ刺す200の花束

心にトゲ刺す200の花束―究極のペシミズム箴言集

心にトゲ刺す200の花束―究極のペシミズム箴言集


心にトゲ刺す箴言ばかり200も読んでご覧。心の皮も象の皮膚のように厚くなり、トゲごときにはびくともしない。
矢でも鉄砲でも持ってこい、という気分になる、気が大きくなる、元気になる。
・・・開き直ったとも言う?


確かに悲観的だったり、シニカルだったり、の箴言集。
だけど、その言葉には、笑いを誘うユーモアがたっぷり仕込んであるのだ。
くすっと笑って、上手いこと言うなあ、と感心したり、
そんなこと言うとばちがあたるぞ、とひやひやしたり、
ああ、自分の弱みを笑い飛ばせるって、結構快感じゃないの、と思ったりする。
さらに、立ち直ることを期待する激励や叱咤と違って、何も期待をしないこれらの言葉はさばさばとして気持ちがいい。



「生まれるのは苦痛、生きるのは困難、死ぬのは面倒である」
「楽観主義者とは人生経験の浅い者のことだ」
「多くの男性に会えば会うほど、わたしは犬が好きになる」
「法律が正義と関係あるわけないじゃないか。法律は正義が行われないからこそ存在するんだ」
「元気を出して。最悪の事態はまだこれからやってくるんだから」


それにしても200、ほんとに200? 有名無名、時代も国も様々。
・・・よく集めたよねえ。