ルバイヤート

ルバイヤート

ルバイヤート


中世のペルシアの「四行詩」という詩形を「ルバーイー」というそうです。
ルバイヤート』は、ルバーイーの複数形。
詩人オマル・ハイヤームは、瞬間的に転換する心の動きを詠むために、この詩形を使ったそうです。
杯に酒を満たして、現在をただ楽しめ、過去や未来に煩わされることなく、と、そういう歌らしいのですが・・・


読んだ、といえるだろうかなあ。
情けないけど、さっぱりわからなかった・・・のです。
後ろに、すごく詳しい注がついているのですが、
いちいちそれを読みながら、というのも詩を読むのにどうか、と思って、
いや、単に煩わしくなってしまったのです。
もっといえば、注を読んでも、わかったような気がしないのです^^
とりあえず、わかってもわからなくても詩を味わおうじゃないか、と取り組んでみました。
・・・
手にあまりました^^


文語体は美しいです。(意味わからなくても、響きがきれい)
そして、この装丁のデザインでしょう。
見開きの半分に添えられたイラストは、耽美。ビアズレイを彷彿とさせます。
一見白黒なのに、実はカラー印刷なのだ、とところどころで気づかされて、その鮮やかさに、はっとするのです。
文字部分は英語(フィッツジェラルドの英訳!)と竹友藻風1921年)による文語訳が、バランスよく配置されて、
紙質もよくて、
わかってもわからなくてもいい、この本を持っているって、かなり幸せなんじゃないかな、と思いました。
とはいえ・・・本ですもの、読めなきゃしょうがないですね。
背伸びしすぎました。
口語訳本を手に入れるのが先。出直します。
って、わたし、なにを書いているんだ・・・