2011年 今年のベスト

【2011年】
今年の「私のベスト3」です。
  『オン・ザ・ライン』 朽木祥
  『虫とけものと家族たち』 ジェラルド・ダレル 
  『遺体―震災、津波の果てに』 石井光太


ほかには、『ローカルガールズ』(アリス・ホフマン)、『馬を盗みに』(ペール・ペッテルソン)、『柿の種』(寺田寅彦)、『鯨人』(石川梵)、『盗まれっ子』(キース・ドノヒュー)、『抱擁、あるいはライスには塩を』(江國 香織)などが心に残っています。
原発関係の本も読みました。感想を書いたものもあるし、書かなかったものもあるのですが、『原発のウソ』(小出裕章)、『チェルノブイリ祈り』(スベトラーナ・アレクシエービッチ)との出会いが殊に印象的でした。
それから、大好きな『プラテーロとわたし』(ヒメネス)が復刊されたことがとてもうれしかった。私には大変なビッグニュースです。


今年は、本を手にするたびに、この本はいつ書かれたのだろう、3月11日以前か以後か、ということが気になりました。


震災で亡くなった方たちのご冥福をお祈りします。
また被災地で今なお苦しんでいる方たちが少しでも楽になられますように、と心から願っています。


今年もいろいろお世話になり、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。