七人の敵がいる

七人の敵がいる

七人の敵がいる


PTA小説?
・・・というより、任意加入のはずなんだけど、加入しないと絶対あとあと暮らしにくくなるよね、のボランティア団体。
ほかにもいろいろあります。
(実際、役がまわってくるまで、家が加入していたことさえ知らなかったってのまであったな。私的に^^)
順繰りにまわってくる役や係なのに、なんでこんなに気が重いのだろう。


・・・物語の中で分析されたあれこれに、そうそう、そう言えばそうだ、と思う。
問題点はたくさんあるし、不満もたくさんある。
だけど、ほんとうはこれぞ、という解決策なんて、そう簡単にみつからない。
寄せ集めボランティア団体だからなんだ。


女には七人の敵がいる・・・
ひえっと、思いつつ、七つの章題を読みながら思い浮かぶ場面もある。
敵、というからには当然闘い前提になるわけだけれど、勝っても、あんまりうれしくないだろうなあ、と戦うまえに、へたれてしまいそう。
厄介だ。
敵・味方、どっちに非がある、とか、どっちが正義、とか、言えないから。
敵も正しい、己も正しい。もっと言えば、いったいどうしてそれが敵なんだかもわからない。
どちらも正義なのだ・・・でも、かみ合わないのだ。
しかもさらに厄介なのは、自分の立場があっというまに(今までの)敵味方と逆転することもありうる、微妙な世界なのだ。
・・・だとしたらね、敵、という言葉にはほんとに意味があるのかな、とも思う。
敵とみるか味方とみるかも、心がけ次第かもしれない。
敵が多いと思うより、味方が多いと思いながら行くほうが断然居心地いいしね。
と、
言うのは簡単なんだけどねえ・・・
まだまだこれから、なかなか。いつかクリアできたらいいなあ。