Swallows and Amazons

Swallows and Amazons / Arthur Ransome / Jonathan Cape


ツバメ号とアマゾン号」(神宮輝夫訳)が好きです(感想はこちら)
原文で味わってみたい、とまではいかなくても、どんな風に書かれているのかな、との興味から手に取った本です。

ランサムの前書き(Author's note)がついているのを発見して、なんだか得した気分になっています。
ツバメ号とアマゾン号の物語は、子ども時代に、兄弟姉妹といっしょにsouth end of Conistonの農場で長期休みを過ごしたとき、農場の子どもたちといっしょに湖や丘で遊んだ思い出から生まれたのだそうです。

BETTER DROWNED THAN DUFFERS IF NOT DUFFERS WONT DROWN.・・・これがつまり「おぼれろ のろまは。のろまでなければおぼれない」になるのか。

奇妙な名前だなあ、と思っていたハリ・ハウは、Holly-Howeでした。ひいらぎ谷農場?
土人はnativeです。
AB船員って、able seamanっていうんだ〜。降格したらunable seamanになる?

そういえば、船の代名詞はsheなのですね。習ったのは、中学の英語の時間だっただろうか。すっかり忘れていましたけど。
ウォーカー兄弟がツバメ号のことをsheと呼んでいるのは、だから当然なのでしょうけど、なんだかそこを読むたびにほかっと温かい気持ちになりました。ツバメ号、生きて人格を持ってるみたい。彼らの仲間みたい。

爽快な気分で読了です。