2008年 今年のベスト

【2008年】

私のベスト3

  1.「魔術師のたいこ」 (レーナ・ラウラヤイネン)
  2.「ミーナの行進」 (小川洋子
  3.「絵描き」 (いせひでこ

「魔術師のたいこ」は昔話集ですが、物語も本の装丁も、とっても美しくて。こういうお話をもっともっと読みたい。
「ミーナの行進」は、今まで読んだ(数少ない)小川洋子さんの本のなかで一番好き。「絵描き」は、旅立つ人たちにプレゼントしたい。いせひでこさん、どんどん好きになっていきます。

ほかに印象的な本は、
「物語の役割」(小川洋子)、「痴呆を生きるということ」(小沢勲)、
評論文ですが、素晴らしい物語を読み終えたような満足感の読書でした。

「わたしをはなさないで」(カズオ・イシグロ)、「灯台守の話」(ジャネット・ウィンダーソン)、「林檎の木の下で」(アリスマンロー)、
好きとか嫌いとかを越えて、衝撃的であり、しんどい読書でしたが、忘れられない本になりました。今でもときどきその一場面を思い出したりして意味を考えてしまったりしています。

「Think」「Bolero」(吉田音)には気持ちよくやられました。

児童書では「そのぬくもりはきえない」(岩瀬成子)、「泣けない魚たち」(阿部夏丸)、「きのうの少年」(小森真弓)などが印象に残っています。

来年はどんな本に出会えるのでしょうか。
わくわくします。

今年も更新が滞ってしまったりしましたが、ぼつぼつと読書日記、続けていこうと思います。ゆっくりゆっくり、ですが、来年もよろしくお願いいたします。