おまめの豆本づくり

おまめの豆本づくりおまめの豆本づくり
柴田尚
白泉社
★★★


吉田浩美「a piece of cake」を読んだ影響でした。
図書館でこの本がぱっと目にとびこんできました。
小さな小さな本をつくりたい、ポケットにすっと入ってしまうくらいの、でも、ちょっと凝った装丁の本がほしい。
この本はそんな願いに答えてくれます。

折り本、洋本、和綴じ本、巻物、また、箱や秩まで、手のひらに乗るくらいの小ささなのに、なんという美しさ、かわいらしさ。隅々まで、豆本である以前に本として、美しいのです。
そんな本たちの作り方の本でした。・・・作り方の本なのですが、とびきり美人さんの小さな本たちの写真は、眺めるだけでもホントに楽しいんです。
わたしは一度も豆本なんて作ったことがないのに、みているだけで、その小さな本を手のひらに乗せた感触が伝わってくるような気がするのです。
そおっと表紙を撫ぜたり、壊れ物を扱うように注意深くページをめくってみたりする感触も。どきどき。

この本を見ながら、自分だけの小さな本を作ってみたい。
ミニミニアルバム、ミニミニ野草の観察帳、小さな歌集や詩集、お菓子のレシピブック・・・そして、それぞれに似合った製本の仕方は? 表紙のデザインや紙の種類は? わくわくと夢が広がっていきます。

二週間で返却。貸し出し延長をお願いしなくては♪