『ジュディ・モード、医者になる(ジュディ・モードとなかまたち5)』 メーガン・マクドナルド

ジュディ・モード、医者になる! (ジュディ・モードとなかまたち)

ジュディ・モード、医者になる! (ジュディ・モードとなかまたち)


ジュディ・モードはお医者さんになりたかったのでした。
はじめて女性で医師になったエリザベス・ブラックウェルはジュディの憧れの人。
三年T組のクラスで、人間の体について勉強することになり、ジュディは、お医者さんモードで活躍(?)しています。

トッド先生のクラスの「勉強」って素敵だなあ、と思う。
一巻の自己紹介コラージュ、三巻の地球をすくうことも、そして、今回の人間の体についての子どもたちの発表も、机の上や教室から飛び出して、いろいろなものを巻き込んで、自由で、とてもおもしろそうです。
お医者さんモードのジュディの発表もよかったけれど(緑の患者さんに一瞬ドキッとしたけど)、なんといってもガイコツ嫌いの弟スティンクへの処方(?)が見事でした。

巻頭の「この本に出てくる人たち」の紹介ですが、変わり映えのないメンバー、と思うでしょ。でもね、紹介の仕方が最高なんです、
(だって、今回のジュディは、お医者さんモードだもの)

次の巻では、ジュディ一家はボストンに家族旅行に行くそうです。何が起こるのかな。毎度笑わせてくれる姉弟の丁々発止のやりとりを、たっぷり楽しめそうで、期待がふくらみます。