Something for Joey

Someyhing for Joey / Jerry McNeely & Richard E.Peck / Bantam Book

Cappelletti家の5人兄弟の末っ子Joeyは白血病だった。
家族が、末っ子の残り少ない日々を見守り続ける。
これはJoeyにしてあげられる一番すてきなことについて書かれた本。
Joeyのいっぱいの笑顔が印象に残る本でした。
悲しみや苦しみよりも、喜びと尊敬について書かれた本でした。

兄弟の中で、Joeyが、もっとも尊敬し心を通わせていたのは大学のフットボールチームの選手である2番目の兄John。
彼と弟の関係がいい。弟からの尊敬、弟への尊敬。互いの信頼。これは決して一方通行ではなかったから。

この物語は実話であり、映画化もされたそうです。
実話であることが尊い。Joeyとおなじくらい勇敢な戦士たちに力いっぱい拍手を贈ります。


この本を手にとったのは作者名Richard.E.Peckに惹かれたから。「ミシシッピがくれたもの」のリチャード・ペックの本だと思ったのですが、どうやら別人のようです。