Legally Blonde

Legally Blonde / Amanda Brown(著) / Time Warner


大学卒業を目前に、プロポーズされるものと信じていた彼Warnerから、Elleはいきなり別れを宣告される。
Warnerを諦めきれないElleは彼を追いかけて、スタンフォード大学のロウスクールに入学する。ところが、久しぶりに再会した彼にはすでにフィアンセがいた。
ブロンドでスタイルがよくて、ファッションセンス抜群(ピンクがよく似あう)、爪の先のマニキュアにも手を抜いたことがない、ポジティブ思考のElleは、大学ではずっと人気ものだった。
ところが、なんとなく陰険な匂いのするお高いプレッピースタイルの若者ばかりのロウスクールでは、彼女はなんだか浮いている。ついたあだ名が"talking Barbie doll”

しかし、そのふわふわした外観にもかかわらず、Elleは実はかなりの切れ者。そして努力家。
最初は戸惑いつつも、そのポジティブ思考で、ロウスクールのなかで着実に彼女の地位を築いていきます。決して、ロウスクールのプレッピースタイルに染まることなく、彼女流のスタイルを崩すことなく。――それがとってもすがすがしい♪
やがて、弁護士のChristpherにその才能を見出され、研修生として、ある殺人事件の容疑者の弁護に関わることになります。
最後の裁判所でのシーンは圧巻。頭のてっぺんから爪の先まで決して手を抜かないElleだからこその大活躍が見ものです。
Christpherの“Proud! Thanks,Elle."には、ついつい、にこーっとしてしまいます。

知らなかったのですが、アメリカにはブロンドに対して、何か偏見があるのでしょうか。セクシーだけど頭はからっぽ、みたいな。
見た目の軽い女の子が、彼女を外見から判断して馬鹿にしていた伝統的なプレッピー族を出し抜いて、逆転勝ちの小気味よさ。
スカッとした読後感のサクセスストーリーでした。The Blonde Legal Defense Fundバンザ〜イ♪

専門的な難しい単語が多くて参りました。特にロウ・スクールでの授業(講義?)は、ほとんどわかりませんでした。でも、法科の授業なんて、日本語で書いてあってもわからないよね、と納得して、気にしないで先に進みます。ポジティブ♪(ストーリーはわりとシンプルなので、あまり問題ありませんでした。)
Elleに乾杯!