『妖精詩集』 ウォルター・デ・ラ・メア 

ちくま文庫復刊フェアで、今年復刊された本の一冊。
こんないい本が絶版だったなんて。

「妖精たち」「魔女と魔法」「夢の世界」の三つのグループに分かれている。一篇ずつの詩に、ドロシー・ラスロットの挿絵がついていて、なんとも豪華な感じ。
以前読んだ「孔雀のパイ」に入っていた詩もありました。
神秘的で美しい、不思議な世界。
ケルト民話のあれこれ、アイルランドの田舎の夕暮れ時の美しい風景。ため息でそうな美しい表現がたくさん。
好きだけど、量が多すぎました。少し食べすぎの気がします。
これは一気に読む本ではなかった。ゆっくりとあちこちで道草食いながら、何度も楽しむ本だと思いました。
ゆっくりと再読しようと思います。