『おおきなおおきなおいも』

最近読んだ本ではないのですが…
子どもたちが小さかった頃、大好きだった本です。
何度も一緒に読みました。
大きなおいもの絵「まだまだ…まだまだ」に喚声をあげ、その後、広がっていく本の中の子どもたちの想像の世界に、目を輝かせて、共に喜びました。

上の子も下の子も、よく“お芋の絵”を描いていました。
たくさんの紙に、紫色のクレヨンで「ぴちゃぴちゃしゃっしゃっ」と言いながら乱暴に塗りつぶしては、「まだまだ、まだまだ」と言いながら。どんどん続けてならべていました。

私の妹が、
「小さい時幼稚園の先生に読んでもらって、好きだった本は『おおきなおおきなおいも』と言う本。すっごくおおきなおいもが出てきたの」
と言ったことがあります。
「これでしょ」
と、娘たちのお気に入りの本を見せると、
「あ、これかな。お話はこれなんだよね…でも、似てるんだけど、違うような気がする。おいも、もっともっと大きかった。それにカラーだったよ」

ほんとかな。
この本にそんなに似た本があるのかな。
わたしは、やっぱり、この本のような気がする。
一冊の本から受けた感動がふくらんで、
心の中で、おいもはどんどん大きくなって、色までついたのかもしれない…
と、言ったら彼女は納得するかなあ。