今月の読書(2017年)

12月の読書

12月の読書メーター読んだ本の数:9読んだページ数:2695エレナーとパーク Eleanor&Parkの感想最初のほうの、国語の授業での『ロミオとジュリエット』でのエレナーの言葉をずっと意識しながら、この本を読んでいた。エレナーは「シェイクスピアはふたりをバ…

11月の読書

11月の読書メーター読んだ本の数:17読んだページ数:3644次元を超えた探しもの: アルビーのバナナ量子論の感想科学の扉を開き損ねたまま大人になってしまった私は、「物語の初っ端で、早くも挫折?」と焦っていたが、要はパラレル・ワールドだ! 理屈はあと…

10月の読書

10月の読書メーター読んだ本の数:10読んだページ数:3189ナイス数:166しろばんば (新潮文庫)の感想天城山麓の農村での耕作の子ども時代。ばあちゃと耕作、関係だけを取りざたすれば面妖な感じだけれど、村を上げての弱い者たちへの見守りの形でもあったか…

9月の読書

9月の読書メーター読んだ本の数:10読んだページ数:3832風の向こうへ駆け抜けろ (小学館文庫)の感想競馬は汚い。そして、地方競馬は斜陽でどん詰まりだという。「馬と心中してもいいと思う世話役たちが作る馬が、金と設備とシステムで作られた馬を凌ぐこと…

8月の読書

8月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:452ナイス数:107カーネーション (くもんの児童文学)の感想母が子を憎む理由があるなら、父が本当に身勝手で要領だけで生きている人であるなら、あるいは、すっぱりと、虐待と断言できるなら…そうしたら、…

7月の読書

7月の読書メーター読んだ本の数:9読んだページ数:2077容疑者 (創元推理文庫)の感想犬が出てこなくても、ミステリとして充分おもしろい、と思うが、マギーとスコットのコンビのおかげで、この物語は、おもしろいミステリ以上の物語になった。単体の犬・人、…

6月の読書

6月の読書メーター読んだ本の数:5読んだページ数:1708八月の光 失われた声に耳をすませて (創作児童読物)の感想見ないようにしてきたものにいきなり肩をつかまれそうな今、何ができるだろうかと思う。『八重ねえちゃん』の「素朴だけれど正直な人が…」と「…

5月の読書

5月の読書メーター読んだ本の数:12読んだページ数:3977セント・メリーのリボン (光文社文庫)の感想力あるものが、横暴にふるまう世の中で、細々と暮らす貧しい人たちの姿に光があてられる。せめて、物語の中だけでも、こんなことがあったらいいね、と思う…

4月の読書

4月の読書メーター読んだ本の数:7読んだページ数:1690私が死んでもレシピは残る 小林カツ代伝の感想どんな料理と合わせても違和感なくまざりあってくれる、ちっとも特別に見えないのに、本当においしい家庭料理ばかり。カツ代さんのおかげでどんなに食卓が…

3月の読書

3月の読書メーター読んだ本の数:10読んだページ数:2859へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々の感想この本、軽口の連続、でも油断できない。あちらにもこちらにも爆弾、いや、宝が埋ずまっているのだから。人が老いていくことの可視化。安…

2月の読書

2017年2月の読書メーター読んだ本の数:7冊読んだページ数:1727ページハルとカナの感想なにかを不思議と思ったり、それをもっと知りたくなったりすることは、好きになることのはじめの一歩かもしれない。不思議を不思議と素直に思えるとき。それをゆっくり…

1月の読書

2017年1月の読書メーター読んだ本の数:15冊読んだページ数:3058ページアリスのうさぎ (ビブリオ・ファンタジア)の感想図書館の児童読書相談コーナーにすわるバイトの青年のもとに、不思議な体験を聞いてもらいに来る人がいる。装丁の絵の図書館の空気が好…