今月の読書(2012年)

12月の読書

2012年12月の読書メーター読んだ本の数:17冊読んだページ数:5431ページ八月の光の感想(再読)忘れるわけにはいかないたくさんのこと。忘れる、といういことはどういうことなのか。忘れない、ということは、生半可な覚悟では言えないときもある。それでも「…

11月の読書

2012年11月の読書メーター読んだ本の数:22冊読んだページ数:6046ページチボー家の人々 (4) (白水Uブックス (41))の感想アントワーヌの恋の顛末が圧巻だった。打たれ慣れていないアントワーヌがこれからどうなるのか。イルシュとは似ても似つかぬジェローム…

10月の読書

2012年10月の読書メーター読んだ本の数:15冊読んだページ数:3541ページビルバオ-ニューヨーク-ビルバオ (エクス・リブリス)の感想断片的に脈絡もなく現れる沢山のエピソードが、読み終えたとき、美しい年輪が描かれているのをみて、ため息をつきたくなった…

9月の読書

2012年9月の読書メーター読んだ本の数:18冊読んだページ数:3724ページ懐手して宇宙見物 (大人の本棚)の感想文学・科学両方を極めた人の文章は、「文学的」といっても、何か一味ちがうのである。一言でいえば…ああ、そうだ「好きなもの イチゴ珈琲花美人 懐…

8月の読書

8月の読書メーター読んだ本の数:12冊読んだページ数:2899ページ原爆の図―THE HIROSHIMA PANELS丸木美術館で出会った『原爆の図』〜第一部『幽霊』〜本当に幽霊のようになってしまった人たち…でも、これは群像ではない。一人一人、みんな違う人生を持ってい…

7月の読書

7月の読書メーター読んだ本の数:16冊読んだページ数:3662ページときそば (落語絵本)おいしいおそばが食べたくなった。せりふもいいけど、湯気で曇った屋台のおそばの絵がとってもおいしそう〜。あれだけほめて美味しく食べるお客なら一文おまけしてやって…

6月の読書

6月の読書メーター読んだ本の数:22冊読んだページ数:5246ページペッパー・ルーと死の天使少し古めの冒険と、くるくる変わる状況と、現代的なスピード感が、ミックスして、飽きさせない、はすです。(でも、わたしはくたびれた^^)案外、人は自分が見たい…

5月の読書

5月の読書メーター読んだ本の数:23冊読んだページ数:4623ページ遠い水平線 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)思いがけない方向から光が来たような気がして、ふふっと笑ってしまう。この先、何がおこるかわからないのよ、ほんとは。ここまでの旅の意味だって…

4月の読書

4月の読書メーター読んだ本の数:18冊読んだページ数:4064ページブエノスアイレス食堂 (エクス・リブリス)凝りに凝った料理の数々には(見事、とは思うものの)これは「食べもの」ではないような気がしてくる。いや、たぶん、最初の場面に驚いて胃が固まって…

3月の読書

3月の読書メーター読んだ本の数:14冊読んだページ数:3174ページ森の紳士録―ぼくの出会った生き物たち (岩波新書)山歩きの間に出会った生きものたちの「物語」 俳句や落語、民話など、さまざまな豆知識などをひきながらの気品ある文章は、素朴で温かいです。…

2月の読書

2月の読書メーター読んだ本の数:13冊読んだページ数:2642ページグラニー (アグネス・ブラウン3部作)『マミー』『チズラーズ』、そして最後の『グラニー』もう、この続きはないんだなあ。「続チズラーズ」を心のなかで思い描いています。短編とかであった…

1月の読書

1月の読書メーター読んだ本の数:14冊読んだページ数:4296ページトーイン クアルンゲの牛捕り (海外文学セレクション)古代アイルランド語からの翻訳とのこと。別の角度から見た『琥珀捕り』のようにも思えてくる。口承の言葉たちが文字となった文章の特有の…