今月の読書(2010年)

12月の読書メーター読んだ本の数:22冊読んだページ数:4879ページ引き出しの中の家 (ノベルズ・エクスプレス)(再読)今年の読み納め。この本を閉じながら、幸せな気持ちで今年が終わっていくことがうれしい。(彼女の帰ってくる日を想像するのも喜び) 来…

11月の読書メーター読んだ本の数:24冊読んだページ数:5780ページウィルバーフォース氏のヴィンテージ・ワイン (エクス・リブリス)運命の分かれ道での間違った選択、と誰もが思うその選択は、彼にとっては、これしかない、という道だったのかもしれない。だ…

10月の読書メーター読んだ本の数:27冊読んだページ数:6828ページ葬儀の日 (河出文庫―BUNGEI Collection)「私」と「彼女」という二つの「極地」。互いに求めつつ、その周りを回りつつ、合体させることができない、それはなんだったのだろう。なんだったにし…

9月の読書メーター読んだ本の数:25冊読んだページ数:5820ページ記憶の国の王女物語があって、読者がいて、はじめて、物語が生きる、生き続ける。本の形は変わっても、内容も忘れかけていても、その物語を愛した思い出は残っています。わたしにも、大好きだ…

8月の読書メーター読んだ本の数:18冊読んだページ数:5415ページ犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎「ボートの三人男」がテムズ川を上り下りする物語なら、こちらは時間という川を上り下りする物語。最後までほとんどタイムラグ…

古い作品を多く読んだ月でした。 児童書では「二年間の休暇」「宝島」「みどりのゆび」、それから改訳の岩波少年文庫版「ツバメ号とアマゾン号」 一般書では中勘助「鳥の物語」、ジュール・ルナール「博物誌」など。 いつか読みたい、と思っていた仁木悦子さ…

6月は、『二つの祖国』を読了できたことがうれしいです。ご紹介ありがとうございました。 おもしろかったのは『ミスター・ピップ』、『ミムス』でした。6月の読書メーター読んだ本の数:31冊読んだページ数:9000ページミムス―宮廷道化師 (Y.A.Books)「上か…

5月の読書メーター読んだ本の数:31冊読んだページ数:8140ページエマ (下) (ちくま文庫)上流社会のお付き合いって窮屈そう・面倒くさそう。迷惑な勘違い女のはずなのに、憎めない主人公、根はやさしくて素直なのよね。いつの間にか結構好きになっていました…

今月は、長田弘さんのエッセイ『アメリカの61の風景』がダントツで好きでした。継いで、読み応えのある『精霊たちの家』。 今月出会った絵本は、どれも心に残るものばかりでした。『百年の家』『リスとはるの森』『すみ鬼にげた』『ないしょのおともだち』…

今月はダントツで、『引き出しの中の家』(朽木祥)です。この本には本当にうれしい魔法が詰まっているような気がします。 それから、『通訳ダニエル・シュタイン』(リュドミラ・ウリツカヤ)、『古書の来歴』(ジェラルディン・ブルックス)、『つづきの図書…

今月も、大好きな本に出会えました。 ローレン・アイズリーの「星投げびと」、杉みき子「小さな雪の町の物語」「小さな町の風景」がよかったです。 絵本では、メッシェンモーザーの「リスとはじめての雪」が好きです。2月の読書メーター読んだ本の数:28冊読…

落ち着かない一月で(3月まではきっとこんな感じ)集中して読めなかったなあ、と思っていましたが、こうやって眺めてみると、わりと読んでいました。 「ホワイトティース」や「ステフィとネッリの物語」など、達成感を感じる本も読めたし。 エッセイでは「…