2006-01-12から1日間の記事一覧

『わたしたちの帽子』  高楼方子

ノスタルジー漂う古いビル。入っているテナントはなんだか妖しげ、住んでいるのもちょっと神秘的な感じの人・・・5階の廊下の突き当たりに掛けられた「手品師」の絵は「だーまされた」って言っているみたいだし、その絵の額についたボタンを押すと、絵の奥に…

『クリスマスの幽霊』  ロバート・ウェストール 

さくさく読めば1時間以内に読めてしまう短いお話。そして、後書き代わりに、ウェストールの遺作「幼いころの思い出」併録。舞台は1930年代のイギリスの田舎町。ささやかだけど平和で温かな家庭。クリスマスが近付いてくる。一日ごとに増えていく飾りつけ。一…