2005-07-06から1日間の記事一覧

『ミラノ霧の風景』 須賀敦子

初めて読んだ須賀敦子さんでした。 感傷的になっても不思議のない追想の記録なのに、感傷をほとんど感じない。むしろ躍動を感じさせる、そして、美しく、上質な感じがします。 人生の旬ともいえる時期の13年間を過ごしたイタリアの、さまざまな美しい都市、…