2005-04-25から1日間の記事一覧

『春のオルガン』  湯本香樹実

春。というイメージの明るさ、温かさとはずいぶん違う。むしろ、夏でもない冬でもないぼんやりとした、どんよりとしたものが漂う、重い話でした。でも、ぐいぐいと引っ張られるように読まずにいられない話でもありました。 小学校を卒業したばかりのトモミの…

『まぼろしの子どもたち 』  ルーシー・M・ボストン 

「The Children of Green Knowe」 亀井俊介訳「グリーン・ノウの子どもたち」の別訳です。 先日読了した亀井俊介訳を側に置きながら、読みました。 作品の感想は、「グリーンノウの子どもたち」で書きましたので、それは無しにします。やはりちょっと雰囲気…