2004-09-06から1日間の記事一覧

『家守綺譚』 梨木香歩

「坊ちゃん」がふわふわととらえどころが無くなって帰って来たような文体。 ややロマンチックで、やや人を食ったような。 煙か霧かにまかれながら歩いているような気がしてくる、山野草をお題にした短編集。 何かに化かされているのかな、取り付かれているの…